朝のごろごろ
朝6時半、朝ごはんを食べていると二階から孫(4歳)が眠い目をこすりながら
下りてきます。
お目当ては「ファンヒーター」、“小さい子供には危ない”ということで、
2階にはストーブはありません。
でもファンヒーターの送り出す温風が心地よいのか、
吹き出し口の前でごろごろと転がるのが最近のお気に入りのようです。
下りてきてすぐはまだ頭が完全に覚めていないので、ごろごろしているだけですが、
そのうち少しづつ一人でお話し始めます。
相手は私ではなく、動物の人形です。
昨日登場したのは初物のカバ、
その前はへび!(キングコブラとクサリヘビ、毒蛇を二匹)
その前はライオンでした。
動物の前は、半年近く恐竜でした。
なかなかリアルなティラノザウルス(生意気にも省略形でT-レックスなどと呼びます)、
ブラキオサウルス、トリケラトプスを日替わりで引き連れていました。
さらにその前はミニカーでした。
ミニカーの頃は、まだほとんどおしゃべりはなく、
車を様々な場所で走らせることだけをしていたのですが、
恐竜のころから徐々に会話(動物同士の)や独り言が多くなってきました。
物語世界が彼の頭の中に作られ始めているのでしょうか。
ときどき思い出したように、僕にも語り掛けてくるので、精いっぱいの愛想で
「知ってるか、キングコブラの大好物は自分より小さなヘビなんだぞ」
とかうんちくをひけらかしてみるのですが、孫が食いついてくることはめったになく、
自分の世界へ帰って行ってしまうのです。
そのうち得意の虫取りに連れて行って、
昆虫少年に仕立て上げたいという野望はもっているのですが、果たして・・・