ビートルズの思い出|社長ブログ
ドイツで変わった音楽の嗜好
中学2年の時1年間西ドイツ(当時)で暮らしていたことは、
前にこのブログで書きましたね。
帰国してもう一度同じ中学校で2年生を始めた時、
一番変わったのは音楽の嗜好かもしれません。
8ビートに乗った英語の歌詞がガツンと一気に心を鷲掴みにしました。
それから3年間くらいはロック漬けの日々が続きます。
初めてビートルズの音を(意識的に)聞いたのは、西ドイツの映画館です。
小さな大学町ですから映画館はいわゆる名画座が3軒ほどだったでしょうか。
そこでは本編上映前に、短いアートフィルムが流されていました。
ある時その前座のアートフィルムの中で使われていた音楽が
すごく心に残りました。
フィルムの内容は全く覚えていないのですが、
音楽だけは“もう一度聴きたい”と切実に思うほどでした。
帰国して間もなく、かつての同級生(今は一学年先輩)が、
カセットテープをもって我が家を訪れ、
「最近こういうのを聴いているんだ」と自慢しました。
そのカセットテープの終わり近くで鳴ったのが、
西ドイツで聴いたあの音楽、ビートルズ「ヘイ・ジュード」です。
以来、その元同級生の指導?のもと、ビートルズのほとんどのアルバムを聴き、
(もちろん買うお金はないので、いろいろな人にアルバムを録音させてもらい、)
さらにソロになったメンバーの楽曲も聞きあさりました。
そしてビートルズから派生して、60年代後半のブリティッシュビートロックを聴き、
プログレシブロックを聴き、ハードロックを聴き、フォーク系ロックを聴き、していきます。
幸い新しい同級生の中にロック好きな友達ができて、
ほぼ毎日そういう友達の家を交代で訪れて、
それぞれもっているLPレコードを聴いて回りました。
僕がバレーボールを始めたのは(唐突ですが)、
このロック仲間の一人に誘われたからです。
ロックとバレーボール、
僕の中学時代後半の生活時間の9割はこの二つに捧げました。