小学校で食育のお手伝い

小学5年生の生徒さんたちと一緒にバケツ稲を植えました

6月5日に都内の小学校で5年生の生徒さんたちと、
バケツ稲の田植えをして、稲の学習をしてきました。

 

この小学校とはもう10年のお付き合いになります。
「食育のお手伝いをしますよ」というダイレクトメールに、
栄養士の先生が応答していただいたのがきっかけです。

校庭が狭く田んぼの敷地を確保できないので、バケツを並べて稲を育てます。
まず稲の苗の扱い方を説明。
苗は赤ちゃんだから、抱っこするようにやさしく掌に包んで持ってくださいね、
植えた後は1週間くらい根を張るまでバケツを揺らしたり移動したりしないでくださいね、
とお伝えします。

苗と肥料は山形の高橋農場から送ってもらったもの。
一般的な田植え用の苗の1.5倍ほどに成長した、しっかりしたコシヒカリの苗です。

肥料はバケツに撒く前に子供たちに匂いをかがせます。
一様に「臭い」「腐ってる」「うんこみたい」と鼻を曲げます。
この肥料は、魚の骨や鶏の骨を米ぬかに混ぜて発酵させた特別な有機肥料です。
腸の中で発酵する「便」と同じ発酵生産物ですから、
子どもたちの感想も的外れではありませんね。

田植えが終わったら、米作りの勉強。
子どもたちが一番目を輝かせるのは、田んぼにくる生き物たちの話です。

害虫、その害虫を食べる様々な生き物たち。
稲も害虫も食べないけれど田んぼが好きで、集まってくる「ただの生き物」たち。
図鑑を見せながら、その都内の小学校の田んぼにも毎年やってくる虫を紹介します。

稲の花が咲くのは子供たちが夏休みを満喫している間。
実りは9月第2週くらいでしょうか。

無事実りを迎えられるように、7月までは水を絶やさないこと、
夏休みが終わったらすぐにスズメ対策をみんなで考えてほしいことをお伝えして、
2時間の学習を終えました。

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